前回は「オレンジフェリー」にて大阪南港を22時に出発し、翌朝6時愛媛東予港に到着するまでをご紹介しました。
そして今回はついてに旅の目的地であるツーリングの聖地『四国カルスト』へ向かいます!
こちらは四国カルストに向かう途中のコンビニで撮影。
すでに自然いっぱい&ツーリングが気持ち良すぎてテンション上がってます(笑)
四国カルストとは
四国カルストとは愛媛県と高知県との県境にある標高1,000m~1,500mのカルスト台地で、簡単に言えば高原です。
高原といえば日本各地の様々な場所にありますし、どの高原ももれなく「絶景」が約束されています。
しかし、その多くが徒歩やバイク、車でスポットまで行ってから見る「絶景」なのに対して、四国カルストの場合はその絶景の中をバイクで走ることができます。
四国カルストが絶景スポットであることはもちろんのこと、『ツーリングの聖地』と呼ばれる理由は間違いなく県道383号線のせい(おかげ)でしょう(笑)
大野ヶ原~天狗高原までを結ぶこの県道383号線は正式に「四国カルスト公園縦断線」とも呼ばれていて、別名『天空の道』とも言われています。
非常にキレイに舗装されていてバイクや車で走りやすく、その長さはなんと約15km。
四国カルストは東西に約25km広がっていると言われているので、その半分以上を絶景を見続けながらバイクで走ることができるのです。
これはもう行くしかない!早く絶景の中を走りたい!ということで朝6時半に東予港を出発し、約3時間ほど下道をトコトコしてついに四国カルストに到着!
一生忘れない四国カルスト
東予港から3時間ほどバイクを走らせ「そろそろかな」「いやもうちょい先かな」「どこからが四国カルストなんやろ」と思っていると、緑の木々に囲まれていた山の景色が一変!
唐突に雰囲気がガラリと変わり、『四国カルスト』に到着しました。
普段は大阪市内ばかりを走っているので、東予港から信号の少ない道を走るだけで最高に気持ちよかったのですが、山道を抜けてからは景色のキレイさ、壮大さに圧倒されるばかり。
気づけば結構進んでいて天狗高原まで来てました(笑)
見渡す限り絶景に加え、雲の上かと思うほどの青空…
もちろん写真はすべて一切加工なしです。
そしてこれこそ『天空の道』と言われる理由です。本当に空の彼方まで繋がっていそう。
写真ではわかりにくいですが、辺りにはノッソノッソと牛がたくさんいて時間もとてもゆっくり流れています。
このあと結局、四国カルストの端から端までを往復し、さらにアイスを食べたりと満喫したのですが、言葉にならない壮大さに脳がやられていて思い返せば写真も撮ってないし正直あまり覚えてません。
ただ、山道から四国カルストに差し掛かったときのあの興奮は今でも忘れられませんし、感動以上のものがそこにはありました。
本当に「来てよかった」と思えたし、それと同時に「また来よう」と思える場所でした。
高知~大阪へ
四国カルストに別れを告げ、高速のインターに向かい始めたときは既に正午を迎えようとしていました。
本当ならもうひとつのツーリング名所である『UFOライン』にも寄りたかったのですが、大阪まで帰ることを考えるとそうも言ってられず今回は帰路につきました。
途中、白龍湖にて。
東予港からの道中にコンビニでアメリカンドック、そして四国カルストでアイスを食べただけだったので、南国サービスエリアで腹ごしらえ。
そこからは眠気との葛藤でした(笑)
お腹が満たされたこと、山の風景も見慣れてきたこと、単調な高速道路、そして何より朝5時半からバイクに乗り続けて疲れもあったんだと思います。
100km~200kmに一度、小休憩を取りながら淡路島へ。
四国カルストを出たのが正午より少し前、サービスエリアでご飯を食べたりお土産を買ったり小休憩を挟んでいるとなかなか良い時間になっていました。
そして明石海峡大橋を渡り、神戸を通って大阪へ。
一日中、時間も車もゆっくり流れるのどかな道を走っていたので、速度違反やノーウインカーが当たり前の阪神高速に帰ってきたときは懐かしさすら感じました(笑)
最後に
無事に家に到着したのは19時半でした。
バイクを降りて写真を撮ったり休憩した時間はせいぜい3時間ほどなので、10時間以上バイクに乗りっぱなしだったと考えると、そりゃ手もお尻も痛いわけです(笑)
しかし今回のツーリングは、そんな痛みも疲れも心地よく感じられるほどの最高のツーリングになりました。
「オレンジフェリー」も言うことなしというくらい満足のいく船旅でしたし、特に「四国カルスト」に関しては人生観が変わると言っても過言ではないほどに感銘を受けました。
行かれたことのない方は絶対に後悔しないのでぜひ「四国カルスト」へ行ってみてはどうでしょうか。
以上、【四国カルストの旅】でした。