ついに、あのツーリングの聖地『四国カルスト』に行ってきました。
夜21時出発で翌日中に帰宅しなければいけない弾丸旅だったため、行きは寝ながらバイクと移動できるフェリーを選びました。
今回は、四国カルストの旅『オレンジフェリー編』ということで、大阪南港から東予港まで実際にフェリーに乗船した感想をお伝えしていきます。
大阪発オレンジフェリー
オレンジフェリーには、四国(東予・新居浜)と関西(大阪・神戸)を結ぶ四国オレンジフェリーと、
四国(八幡浜)と九州(臼杵)を結ぶ九四オレンジフェリーの2つの航路があり、今回は大阪南港発~愛媛東予港着のフェリーに乗船しました。
朝から仕事をしてそのまま夜にバイクで出発でも良かったのですが、寝ずに深夜の高速道路を5時間以上も運転する元気がなかったことと、単純に初フェリーに乗ってみたかったということでオレンジフェリーに決定!
・所要時間
大阪南港発→東予港行きは20時から乗船可能で、出港は22時です。
愛媛東予港の到着予定時刻は翌日の6時となっていて、約8時間の船旅になります。
この間、ご飯を食べてお風呂に入って寝て起きればバイクと共に愛媛に到着しているわけですから、なんだかズルをしているような気がしないでもないですね(笑)
・料金
客室名 | C期間 | B期間 | A期間 |
ロイヤル | 17,800円 | 20,400円 | 21,200円 |
スイート | 12,700円 | 14,500円 | 15,100円 |
デラックスシングル | 10,000円 | 11,400円 | 11,900円 |
シングル/シングル+ | 8,200円 | 9,300円 | 9,700円 |
一番安いタイプはシングルの8,200円、豪華な部屋となってくると17,800円、ハイシーズンでは21,200円と、なかなか高価になってきます。
この金額に加え、バイクを載せてもらう場合は「特殊荷物(二輪車)料金」というものが必要です。
原付自転車(125cc未満):4,300円
二輪自動車(750cc未満):6,000円
二輪自動車(750cc以上):7,500円
なので、乗船料金(※部屋タイプによる)+特殊荷物(二輪車)料金(※排気量による)=必要な費用、となります。
シングルというのは簡単に言うと漫画喫茶の完全個室のようなもので、洗面台はないものの、プライベートな空間が担保されているほか、内側から鍵も掛けられます。
良くも悪くも「部屋」というよりは完全プライベート空間になるよう間仕切りされているだけなので、いびきの大きな方が近くにいると余裕で聞こえます(笑)
とりあえず寝れれば良い、音は気にならない、という方にはオススメです。
そして私が泊まったのがデラックスシングルです。
普段、割りとどんな状況でも眠れるタイプなのですが、なぜデラックスシングルにしたかというと、それはズバリ「外鍵」があることです。
前述したシングルは内鍵のみで、言ってしまえばトイレのようなものです。
自分が部屋にいないときは外から誰でもドアを開けられる、ということになります。
これでは部屋に貴重品は置いておけませんし、食事に行く際も、浴場に行く際も、常に荷物を持って移動しなくてはなりません。
私の場合は、バイク旅ということでヘルメットはもちろん、カメラなどの高価な機材も持ち込む予定だったこともあり、外鍵がついているデラックスシングルにしました。
いざ乗船
初フェリーということで、受付から乗船方法、何から何まで分からないことだらけだったのですが、初めてバイクでフェリーに乗り込む瞬間は最高でした(笑)
手際よくバイクに転倒防止の当て木をしてくれた船員さんイケメンすぎた。
ほんまに船?と思うほど駐車場が広すぎ(笑)トラック180台も載せられるそうです。
そしてチェックインのためロビーへ。
うーん、これはホテル(笑)
ここからテンションあがりすぎてあんまり覚えてません。
ステンドグラスのようなものと長過ぎる廊下。
すらっとした足首から鍛え抜かれたふくらはぎの天使。
船内案内板。6階は自由に出入り可能なデッキになってます。
海風は気持ちいいですが、深夜なのでもちろん景色は真っ暗です。
船内施設
船内という限られたスペースなので規模はそれぞれ大きくはないものの、小休憩できるラウンジから始まり、展望バスルーム、レストラン、お土産物コーナー、小さいゲームセンターと、ホテルにありそうな施設は大体揃ってます。
レストランは写真以外のメニューも盛り沢山でアルコールもあります。
お目当ては数量限定の「スマ漬け重」でしたが、残念ながら売り切れということで鯛出汁ラーメンとおでんで乾杯。
お腹も満たされたのでお風呂へ。
展望バスルームはカメラNGのため写真はありませんが、銭湯顔負けの広さで十分にリラックスできました。
部屋にはこんなモニターがあり、今どこを航海しているのかひと目で分かります。
写真だと少し見づらいですが、ちょうど明石海峡大橋辺りにある『おれんじ えひめ』が現在地です。
まだ日も回っていませんが、翌日は6時起きで一日バイクに乗る予定なので少し早めの就寝です。
おやすみなさい。
下船~そして四国カルストへ~
船が大きく揺れることもなくベッドも快適だったせいか、結局一度も起きることなく6時間ほどガッツリ眠れました(笑)
朝5時半に目覚め、朝風呂に入って船内で購入した菓子パンで腹ごしらえをしていると、予定到着時刻の通り朝6時に「東予港に到着しました」とのアナウンス。
到着直後はチェックアウトでフロントが混み合いそうな気がしたので、6時半頃にチェックアウトして下船。
ちなみに到着後は7時まで船内にいても良いみたいなので、朝が苦手な方でも到着後にのんびり出発準備ができます。
下船後、改めてオレンジフェリーを見てみると「こんなにデカかったのか」と驚きました(笑)
2日目は四国カルストを経由して大阪まで帰ります。
手始めに東予港から四国カルストまではおよそ110キロ、早朝の気持ち良い風を浴びながらツーリングの始まりです。
次回「【四国カルストの旅】2日目 四国・淡路島編」に続きます。