AGVヘルメット用のシールドは公式から販売されています。
今回はAGVヘルメット【K3-SV】のシールドを交換していきます。
交換するシールドは、「AGV VISOR K5 S/K3 SV/K1 S MPLK」でAGVから発売されている公式のシールド(バイザー)になります。
製品紹介
私の所持するヘルメットが【K3-SV】なので今回は「AGV VISOR K5 S/K3 SV/K1 S MPLK」を購入しましたが、「K5 S/K3 SV/K1 S」シリーズ以外のAGVヘルメットをお持ちの方も、それぞれ対応したシールドが発売されているのでご安心ください。
交換用として販売されているカラーは「スモーク」「イリジウムシルバー」「イリジウムゴールド」「イリジウムブルー」の4色展開になっています。どれも本当にカッコイイ(笑)
価格は15,400円とシールドにしては少々お高めですが、果たしてこれが本当に高いのかどうかについてもあとでレビューしていきます。
そして商品名に「MPLK」とあるようにこちらもMax Pinlockの取り付けが可能で、シールドとピンロックシートの間に空洞を作れるので絶対に曇ることはありません。(※Max Pinlockは別売り)
ピンロックの詳細については以下の記事の「【K-3 SV】の良い点」をご覧ください。
取付方法
シールドの交換方法はいたって簡単で、レバーを引っ張って既存のシールドを外し、新しいシールドをもとあったシールド同様にはめ込むだけ。
黃色丸印の部分を矢印の方向に引き下げるだけで、シールドが「パコン」と外れるので、左右同様に行うだけで取り外しは完了です。
あとは新しいシールドをもとあったシールドと同じところにはめ込むだけ。所要時間は1~2分です。
仕上がりはこんな感じ。カッコイイの一言に尽きる…!
使用レビュー
まず15,400円というお値段に見合っているかどうか、結論から言うと十分に見合っていると感じました。その理由は以下です。
- 品質が良い
私は他のヘルメットもいくつか所持しており、様々なミラーシールドも使用してきました。
それらのミラーシールドは価格でいえば3,000円~5,000円ほどなので仕方がないと言ってしまえばそこまでなのですが、少しぶつけたところから段々とミラーコーティングが剥がれてしまったり、雨風でこれまた剥がれてしまったり…
そもそもミラーシールドというものは雨天時は使用を避けたり、曇り止めなどを塗ってはいけないほどに雨や油分に弱いものなのですが、それにしても弱すぎだろうという印象がどうしてもありました。
しかし、それらをものともしないのがこの「AGV VISOR」です。
暑くなる6月~9月以外はこのシールドをほぼ毎日、約3年間使用してきてますが、今のところ一切ミラーコーティングは剥がれていません。
ピンロックシートがあるので曇り止めを使用したことはありませんが、高速道路で虫が何十匹と貼り付いて虫の油分でギトギトになったこともありますし、突然の大雨に見舞われたことも何度もあります。
ですが、購入時と遜色なくツヤツヤでコーティングの剥がれなどはありません。
一箇所のみ、不用意にぶつけてしまい1cmほど傷がついてしまっているのですが、そこからコーティングが剥がれてくることも今のところ全くないです。
とは言っても、メーカーでも曇り止めの使用や雨天時の使用は推奨していないので、使用方法を守ってお使いいただくことをオススメします。 - 視認性
大前提として、このシールドの説明には「RACE TRACK DAYTIME USE ONLY」と書かれています。
サーキット走行で太陽が燦々と眩しい時間帯でも安全な視野を確保するためのシールドです。
つまり遮光性はピカイチで、【K3-SV】についているインナーバイザーでは到底防げないような眩しい光も確実に遮ってくれます。
これにより、朝日や夕日が眩しいときはもちろん、日中の地面やビルの照り返しで視界が奪われるようなことは全くなく快適に走行できます。
しかしその反面、夜間はとても危険です。
市街地を走行する際は、街の光で周辺も非常に明るく何ら問題はないのですが、外灯が少ないような道に出た途端、ほぼ闇に包まれます。
中でも一番恐怖だったのが、まだLED照明に置き換わっていないトンネルです。
下道ならまだ速度的にもシールドを開けるなどの対応ができるものの、高速道路のトンネルではスピードもある程度出ていますし、仮にシールドを開けても風が厳しいうえ、もし虫でも飛び込んできた日には終わりです。
見えない状態でアクセルを回すあの怖さはもう二度と味わいたくないので、遠出をする際や山道を走るかもしれない日には、純正のクリアシールドを持って行くようにしています(笑)
まとめ
今回は「AGV VISOR」についてお話しました。
品質の高さと遮光性についてはこれ以上ない満点レベルです。UVカットなので顔が日焼けしない点も地味にオススメですね(笑)
繰り返しにはなりますが、説明にも「DAYTIME USE ONLY」とあるように夜間走行には向いていません。
こういったアクセサリーを楽しむのもバイクの醍醐味ではありますが、夜間走行でも視野を確保できよう対策などをして安全第一でツーリングしましょう。