【ピヨピヨ】ヘッドライトバイザーは違法改造?【SR400】

SR400

通称「ピヨピヨ」や「ピヨピヨバイザー」と呼ばれているヘッドライトバイザー。
巷では「ダサい」、「機能性がない」、さらには「違法改造だ」と、あまり良い評判はありませんが、クラシカルなスタイルが好きな方には未だ絶大な人気を誇るカスタムです。

爆発的に売れたHONDA『GB350』のクラシックタイプ『GB350C』が「東京モーターサイクルショー2024」で発表されたり、インドネシアでは『PCX160』をこれまたクラシックに寄せた『Stylo160』が発表されたりと、世界的にもクラシックやレトロと呼べるスタイルへの人気が再加熱しています。

そこで今回は、手軽にレトロ感をプラスできるハリケーン製ノーマルヘッドライト用バイザー」についてと、ヘッドライトバイザーの違法性や車検に関して話していきます。

ヘッドライトバイザーは違法改造?

結論から言うと、ヘッドライトバイザーは違法改造ではありません
ヘッドライトバイザー(ピヨピヨ)=族車、という認識を持っている方が、騒音や暴走行為とひとまとめにして「違法だ」と言っているだけで、現在もメーカーから販売をされているパーツであり、かつメーカーが推奨する取付方法をしていれば整備不良と見なされることもないんです。

ただ、ヘッドライトバイザーは車体の一番前に取り付けるものなので、ひさし部分が長かったり先が尖っていたりフチが鋭利だったりすると、もしも人と接触してしまったときにヘッドライトバイザーが凶器になってしまうおそれがあります。

さらに、自分ではそのつもりはなくとも警察官によっては「取り外せば刃物になるよね」ということで銃刀法違反と見なされてしまうケースもあるようです。

そのようなトラブルを避けながらカスタムを楽しむためにも、ひさしの短い物を選んだりひさしのフチにモールを取り付けるなど、しっかりと安全面に配慮しておきましょう。

ヘッドライトバイザーって車検は通る?

ヘッドライトバイザー自体に違法性がないことは前述した通りですが、果たして車検に通るのかどうかは気になる部分ですよね。
違法改造ではない=車検OK、というわけではなく、ここで関わってくるのは光軸調整です。

車検を通すには、必ずヘッドライトの光軸調整が基準を満たしている必要があります。
これは自分が走行しているときの視野を確保する目的と、対向車の走行を妨げないという目的があるためです。

ヘッドライトバイザーはライト上部に取り付けるものなので、道を照らすという点も、対向車の邪魔をしない点も問題ないように思えます。
しかし、光軸調整では「ハイビーム」用の基準も存在し、もちろんその基準をハイビームの状態で満たす必要があります。

ヘッドライトバイザーを取り付けることで、このハイビームの基準に引っかかってしまう可能性があるので、車検に通す際だけでなく日々の安全のためにも、取り付け後は必ず光軸の確認をするか、光軸の調整が不安な場合はバイクショップで取り付け、光軸調整をお願いしましょう。

ハリケーン製「ノーマルヘッドライト用バイザー」

様々なメーカーから販売されているヘッドライトバイザーですが、私はハリケーン製ノーマルヘッドライト用バイザー」を選びました。
理由としては、ひさし部分が短いこと、ひさしのフチ部分が丸く加工されている(鋭利ではない)こと、この2つです。


取り付けているヘッドライトバイザーを銃刀法違反と見なすかどうかは、あくまでその警察官の判断なので「絶対」というものはありませんが、それでもできる限り銃刀法違反と見なされないものを取り付けたかったからです。

それに、モンキーやエイプなどの比較的小さい車両、ヘッドライトとライダーの顔との距離が近い車両では「眩しさ軽減」という効果があるようですが、その他の車両に取り付けても何の効果もありません。

となると、少しのレトロ感を演出できてかつ安全なもの、ということでハリケーン製ノーマルヘッドライト用バイザー」一択となりました。

ビフォーアフター

↑【左】ビフォー、【右】アフター

小さなパーツひとつですが、ヘッドライト=顔の部分にあたるということもあり、ヘッドライトバイザーがあるのとないのでは印象もかなり変わった気がしますね。

まとめ

ヘッドライトバイザーを装着することで、体に当たる風が軽減されたり夜道の視認性が上がるようなことはないので、完全に見た目だけのカスタムになります(笑)
それでも、お値段の手頃さと取り付けの手軽さに反して、たったこれだけでバイクの印象をガラッと変えることができるので、レトロ感が好きな方にはオススメです。

私の場合は、このハリケーン製「ノーマルヘッドライト用バイザー」を装着していて警察官に注意されたこともありませんし、装着したまま車検に通すこともできています
しかし、具体的にどんなヘッドライトバイザーが銃刀法違反にあたるのか明確な基準があるわけではないので、あくまで自己責任でできる限り安全面に配慮した装着をオススメします。

以上、ハリケーン製「ノーマルヘッドライト用バイザー」の紹介と、ヘッドライトバイザー(ピヨピヨ)についてでした。

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