【Springhill】ソロ用IGTテーブルの決定版【ファントムテーブル】

キャンプ用品

私はキャンプに行くとき、基本的にバイクで移動するキャンプツーリングと呼ばれるスタイルが主です。
車などに比べて積載が限られている分、どうしても持っていける荷物も限られており、それゆえに現地での快適さを犠牲にせざるを得ないことが多々あります。

テーブルもそんなに大きな物は持って行けないので、調理をするときにすぐ食材で溢れてしまったり、せっかくのテーブルスペースをシングルバーナーが占領したり…

今回はそんな問題を解決してくれて、かつバイクでも持ち運べる画期的なIGTテーブル、Springhillファントムテーブル」をご紹介します!

IGTテーブルとは

「IGT」は、snow peakの「アイアングリルテーブル(Iron Grill Table)」の略です。

このテーブルは木製の天板が取り外し可能となっていて、外した天板の代わりに調理用のコンロ、耐熱のステンレス天板、食器や野菜を水切りできるメッシュカゴ等など、自分のキャンプスタイルにあったパーツをはめ込むことができる、いわば”カスタム可能な多機能テーブル”になっています。

また、上に挙げたコンロや天板、メッシュカゴ等は全て
250mm×縦360mm×厚さ12mm(またはその半分=横125mm×縦360mm×厚さ12mm)
のサイズで統一されており、天板を外した部分にどれもピッタリはまります。

そしてこのサイズ感、この規格のことを「IGT規格」と呼んでおり、snow peak以外の各メーカーからもこの規格に対応したテーブルや、カスタムパーツが発売されるに至りました。

Springhill ファントムテーブルを選んだ理由

IGTテーブルに限らず、キャンプツーリングに新しいギアを持って行きたいと思ったとき、私が一番重要視しているのが収納サイズです。
収納時にいかにコンパクトになるかバイクに積載できるかどうかをまず考えるようにしています。

ここで各メーカーのIGTテーブルを、収納サイズで比較してみましょう。

メーカーユニット数(mm)(mm)厚さ(mm)重さ(kg)
Springhill2525420605.08
snow peak3833440505.4
ZEN camps34354201203.3
FUTURE FOX3.5900420653.5
Naturehike2640440705.4

上から、Springhill「ファントムテーブル」、snow peak「エントリーIGT」、ZEN camps「FoldFlex Table」、FUTURE FOX「CB-JCB専用クッキングテーブル」、Naturehike「2ユニットIGT規格テーブル」となっています。

当たり前ですが、基本的にIGTテーブルはキャンプツーリングに持っていくことを想定されておらず、一般的なサイズはsnow peak「エントリーIGT」のように、3ユニットあって横幅が90cmほどあるものがほとんどです。

個人的には、バイクへの積載を考えると横幅は60cmほどに収まって欲しいということもあり、この時点でかなり選択肢が絞られました。

そしてこれは完全に好みの問題ですが、木目調があしらわれていてフレームは黒基調の無骨なテーブルを探していたこともあって、Springhill「ファントムテーブル」かZEN camps「FoldFlex Table」のどちらかで迷うことに…
ZEN campsの「FoldFlex Table」は唯一、フレームを2つ折りにでき収納サイズを大幅に小さくできている点がとても魅力的ではあったのですが、3ユニットあるとはいえ厚みが12cmになってしまうのは積載に大きく影響するだろうということで、最終的に2ユニットのSpringhillファントムテーブル」に決めました。

Springhill ファントムテーブルの付属品

専用の梱包用ダンボールに入って届きました。

マチの広い頑丈な収納バッグがついてます。
バッグ別売りのIGTテーブルも多い中、これは地味に嬉しいポイントです。ループも付いていてカスタマイズ性もありそう。

中身は、フレーム、ステンレス製天板1枚、木製天板2枚、拡張ポール3本、追加棚1枚、ランタンフック1本です。
ステンレス製天板1枚で1ユニット、木製天板1枚でハーフユニットサイズになっています。

バリ取りや塗装など、金属の処理もしっかりされていて指を引っ掛けて怪我をするようなこともなさそうです。

木製の天板はどうしても木目がランダムになってしまうので、イメージと違うものに当たってしまうこともありそうです…
私の場合、片面(画像左)は白っぽい筋が入っていて好みではなかったのですが、もう片面(画像右)は許容範囲でした。

Springhill ファントムテーブルの組み立て

この手のテーブルは脚を展開するだけなので、1分ほどで設置可能です。

黄枠にあるレバーを矢印の方へ引っ張ると、白丸のフックがポールに引っ掛かります。

これを4箇所行えば、脚がしっかりと固定されてバタつきません。
テーブルを持ち上げても脚がプラプラしないので、ちょっとテーブルを移動したいときなんかにも便利ですね。

脚を展開したら天板を乗せたら設置終了です(笑)
しかし、Springhill「ファントムテーブル」にはまだ拡張機能があります。

ステンレス製天板の裏には、立ち上げ可能な脚のようなものがあります。

この脚を二箇所立ち上げて、フレームに引っ掛けると…

このようにテーブルをさらにもう1ユニット分、広々使えるようになります
IGT規格のコンロなどを使っても、テーブルのスペースが変わらないのは良いところですね。
ただ、あくまで引っ掛けてあるだけなので、耐荷重は申し訳程度。あまり重い物は載せないほうが良さそうです。

さらに、このIGTテーブルにはポールが3本ついており

取付穴に固定することで棚を増設することが可能です。

そしてこちらが棚とランタンフックを増設した状態です。
ちょっとした物を置けるこの棚が結構便利で助かってます。キャンプツーリング用としてご紹介しましたが、実際のところデュオキャンプくらいならこのテーブルひとつで十分な広さがあります。

まとめ

Springhillの製品は初めてお目にかかりましたが、頑丈な専用バッグと、きれいに金属処理されているのを見た時点で、とても丁寧に作られた製品だと感じました。
実際、気になった点も特になく、テーブルの頑丈さも申し分ありません。

そのうえ、拡張性が高くかゆいところに手が届きすぎるので、相当キャンプ好きな方が商品開発に携わっている印象でした(笑)

以上、Springhillファントムテーブル」のご紹介でした!


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